この世界は本当にみなさんの夢の世界なのです。
みんな一緒にこの夢を見ています。
いまこの交流をしている私たちも、ある意味で、みなさんとこの夢をつくっていることになります。
みなさんの現実と私たちの現実をオーバーラップさせようと選択した部分がここにあります。
同じ意味を持たせようと両者で同意したシンボルがここにあるのです。
以上、ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャールゴールド』P.56より引用させていただきました。
バシャールは一貫してこの現実は幻想、夢であると主張しています。
一方で幻想であるこの現実も現実であるとも言っています。
ただ言えるのは、自分対現実世界と言う観点から見た場合、死んだら終わりですべての現実が消えてしまうなら、例え現実として世界が存在していたとしても、それが認識できないのであれば、夢を見ていたのと同じだと言えると思います。
この現実が本当にリアルなものであったとしても、自分が死んですべてが終わりであるなら、現実は夢であると言っても良いでしょう。
ただこの場合、夢から覚めるのですが、かと言って夢から覚めた状態になるのではない。
夢から覚めるとそこは「虚無」なので、夢から覚めた自分を認識できないという欠点があります。
人間は死ねば確実に現実と言う夢から覚めるのだが、悲しいかな、その夢から覚めた自分を認識する自分の存在がそこには存在していない。
ただもしバシャールのこれまで言って来たことが正しいのであれば、人間は死後も意識があるはずですが……。
その場合は現実と言う夢から覚めた自分を目出度く認識できます。