すべての人が、すべてのものを手に入れることができます。
それが、多次元的な同時宇宙のいいところです。
みなさんはひとりひとりが、自らの現実であり、自分の現実の中ですべてを持つことができます。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック6―ワクワクを生きると自然に「いま」を生きられる (VOICE新書)』P.250より引用させていただきました。
そして、ひとつの原子すら他人の現実から取り上げる必要はない。
みなさんひとりひとりが、同時に完全な宇宙なのですと続きます。
それが、創造のホロニックな性質の素晴らしいところだそうです。
ごく常識的に考えて、ある意味、ひとりひとりが自分の世界を持っているとは言えそうですが、ひとりひとりが原子の一個を取り上げる必要のないほど、同時に完全な宇宙であるというのは、理解は難しいです。
しかもそれらが、ホロニックな性質と関係があるらしい……
これはやはり、夜見る夢を例にして考えた方が良いのかもしれない。
夜見る夢は、広大な世界を持っていると同時に、ひとりひとり完全な世界を構成しています。
自分の夢の中で、何かをしても、他の人に夢に影響を与えることはありません。
そういう意味で、完全な宇宙を構成しているとは、言えると思います。
夢の中で誰かを殺しても、その誰かは、現実の世界では死にません。
でも、その夢から覚めるまでは、その人はずっと死んでいます。
夢から覚めるまでは、その夢は現実であるのなら、たとえ夢の中で人を殺したとしても、それは現実なような気がします。