ゼロ・ポイントとは、宇宙の中のすべての場所になり得る中心点、あるいは、すべての時間と空間を内包する中心点ということです。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック6―ワクワクを生きると自然に「いま」を生きられる (VOICE新書)』P.224より引用させていただきました。
普通にごく常識的に考えて、宇宙の始まりは無だったと思う。
無から宇宙は生まれたんだろうけど、その無が本当に何もない完璧な無であれば、そこからは何も生まれない。
当然宇宙も生まれない。
逆に、こうやって宇宙がいま存在しているということは、この宇宙のすべてが、一番最初の無の中に存在していたことになる。
何故なら完璧な無からは何も生まれないから。
宇宙が生まれる前の無には、時間も空間も文字通り”無い”。
しかし、その無に、この宇宙のすべてが含まれていなければ、無は無のままでいたはずなので、この宇宙がこうやって存在しているということは、一番最初の無は、宇宙のすべてを含んだ無と言うことになる。
完璧な無と言うのは、言葉にも出来ないし、想像もできない。
逆に言えば、言葉に出来たり、想像できる無は、完璧な無ではない。
おそらく、宇宙は点から生まれたのだろう。
しかも、その点は宇宙のすべてをその中に含んでいた。
点には高さも幅も何も”無い”
点は存在するが、限りなく存在しないに等しい。
点が面積を持ってしまったらそれは円と呼ばれる。
体積を持っていたら球と呼ばれる。
だから点は面積を一切持っていない。
だから点は体積を一切持たない。
点は存在しないが存在している。
ゼロという存在である。無と言う存在である。