起きている状況にはなにも意味がない、ということを思い出して、まったく初めて、その状況に出会ったと考えてみてください。特定の意味を与えないでください。その状況の中のすべての要素に、与えたい意味を与えてください。 : バシャールの学校

起きている状況にはなにも意味がない、ということを思い出して、まったく初めて、その状況に出会ったと考えてみてください。
特定の意味を与えないでください。
そして、次に、その状況の中のすべての要素に、あなたが与えたい意味を与えてください。

以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック6―ワクワクを生きると自然に「いま」を生きられる (VOICE新書)』P.50より引用させていただきました。

起きている状況にはなにも意味がない……

無限の宇宙の大きさから見たら、一個人に起こっていることなど、確かに取るに足らないことなのかもしれません。
無限の宇宙の中では、星が生まれたり消えたりも日常茶飯事です。

無限の宇宙の中のどこかで星が消滅することと、いまここで地球が消滅することとの違いはどこにあるのでしょう。
人間がそれに対して意味づけすることができるかどうか、それだけの違いしかないようにも思えます。

無限の宇宙の中のどこかでAという星とBという星が消滅したとして、私達にとっては、どちらもそんなに意味のあることだとは思えません。でもAという星は死の惑星で何も生命体が存在せず、でもBという星には私達と同じように人類が住んでいたとしたら、彼らにとっては大問題です。

でも、Bに住んでいる人類が実は我々より進化していて肉体を持たない存在だったとしたら、Bという星の消滅も、大した問題ではないかもしれません。(どっちにしても私達には知りようのない事実なので私達にとっては意味はありません)

とか言っても、屋上で足を滑らせて地上へ落下している真っ最中の人間がいたとして、その人間にとってその状況には意味がないとは考えにくいと思います。普通に考えて、この落下中の人物はこのまま落下して地面に激突して自分は死ぬだろうという意味づけを与えてしまいます。

でも、その落ちているものが、鳥の羽の一枚だったら、特に意味はないかもしれません。あるいは、その人は夢の中で落下中だとしたら、あるいはその人は映画の中の一シーンだったら、あるいはそれは誰かの想像の中の出来事だったら……

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