思考の産物であるエゴは、自分が不完全で不安定だと感じています。これこそ、恐れと欲望が、エゴにとって主な感情であり、活動の原動力である理由です。 : エックハルト・トール

思考の産物であるエゴは、自分が不完全で不安定だと感じています。これこそ、恐れと欲望が、エゴにとって主な感情であり、活動の原動力である理由です。

以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.61より引用させていただきました。

これは……

とてつもない男の話 – いつも、「いまここ」があるだけだ。 : 阿部 敏郎 著『いまここ』より

この話と本質的には同じですね。

私たちはすでに完全で安定しているのに、そうでないと思って、いろいろやろうとする、そしていろいろなことが起こる、でも実はもうすでに完全で安定していた。

結局人間の欲望はすべて自己満足のためです。
お金にせよ、地位にせよ、権力にせよ、異性にせよ、それらは本質的には自己満足です。

そして、自己満足なんだからこそ、いまここで自分が満足すればそれで終了です。終わります。
そこに何の問題もありません。ただただ満足があるだけです。

初めから完全で安定しているのだから、特にやることはないのだが、自分を不完全で不安定な存在であると思い込むことによって、恐れを感じたり欲望を満たす快感を得ることができた。

やる必要のないことをやったその目的はフィーリングを得るため(まさに自己満足感を得るため)だったのでしょうね。

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