自然の怒りというものは十秒から十五秒しかもちません。それは怒りのとき、ワッとくる感じ、何かものを見たとき、自分の内と外は違うんだと思ったとき、パッと瞬間的にくるエネルギーなのです。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック〈2〉人生の目的は「ワクワク」することにある。 VOICE新書』P.218より引用させていただきました。
怒りは自分の中にあるエネルギーが出てきて、中にあるものと外にあるものが違うと思ったときに起こるそうです。この表現だと分かりにくいので、訳注としてp.218に以下のようにあります。
「自分の思い込みと相手の反応が違ったときに怒る。」
確かに自分の怒りを分析してみるに、こうあるべきだと自分が考えているのに、相手がそうでない時にわたしは怒りを感じると言えます。
つい最近の出来事では、狭い道路をランニングしていた時に、たまにまったくスピードを緩めずに通り過ぎていく車があり、わたしは怒りを覚えました。
狭いし危険なので、人の横を通り過ぎる時はスピードを落とすべきだとわたしは考えており、その車の運転手はそうしなかったので、わたしは怒りを覚えたというわけです。
狭い道路を人と車がすれ違うときにはスピードを緩めるべきであるというわたしの思い込み。(しかしこの思い込みは大多数の人がそう思い込んでいるでしょう)しかし、それは思い込みであり、中にはスピードなんか緩めなくても充分安全であると言う思い込みを抱いている人もいるということです。
私の思い込みと、その車を運転している人の思い込みが異なったために起こった感情が怒りでした。
でも別に自分のまわりに見るものを否定する必要はないとバシャールは言います。
自分が内側に見ているものと外が違うからといって、外のものを判断する必要はないと言います。
間違っていると相手を批判するのではなく、自分がまず相手の模範となって生きることができると言います。相手にとっての慈悲と愛の模範となることができるのです。
2013.9.6追記
怒りとは自分の中にあった観念と相手の反応が異なった時に発生する感情、とも言えるでしょうね。
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