以下、和田純夫 監修『みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界 (ニュートンムック―サイエンステキストシリーズ)』P.46-47を参考にさせていただきました。
量子論的な原子模型では、電子のとれる軌道はとびとびになる。
たとえば水素原子を考えたとき、軌道が外に行くほど電子が持つエネルギーが高くなる。
外から光子がやってきたとき、電子は
軌道のエネルギー差に相当するエネルギーをもつ光子だけを吸収する
しかし、しばらくすると元の軌道に戻り
軌道のエネルギー差に相当するエネルギーをもつ光子を放出する
ということで
水素原子は、軌道間のエネルギー差と同じエネルギーの光子だけを吸収したり、放出したりする。
そして、この事実は、電子が波であることの有力な証拠とみなされた。
コメント