観念と思考パターンの使い方次第で、感情をポジティブに変えていくことができます。思考パターンは、私達の感情を、現実の世界にいかに使うかのフィルターになります。ですから、最初のブループリントがどうであるか、そして思考パターンがどうであるかによって、どんな感情が出てくるか決まります。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック4―ワクワクこそが、ひとを深くいやす力がある (VOICE新書)』P.8より引用させていただきました。
この三つはすべて関連していて、そしてこの三つがあって初めて、人格ができてくる。
これは人工的につくったものなので、変えたいときにはいつでも変えることができるとのこと。
さてではここで、このことを具体的に考えてみたい。
ちょうど今日は、こんなことがあった。
広い片道一車線の道路、クルマで信号待ちをしているとき、青になって前にクルマを進めた瞬間真横を猛スピードでクルマが追い抜いていった。そして、わたしのクルマの前に出た。そんなことがあった。いわゆる無茶な追越しってやつだ。
その時のある観念は、危ないじゃないか、人をビックリさせてけしからんやつだ、ちゃんと順番を守れよ等など……。
その時の感情は、驚きと怒りだったりムカつきだったり……。
じゃあ思考パターンは、やられたらやりかえせだ煽ってやる、ついていってなんとか仕返しをしてやるぞ等など……。
その時の別の観念は、特にそのクルマがわたしに物理的に何かをしたわけでもない単なる自然現象とみれば良いだけだ。第一追いかけて行って文句を言うのは現実的ではないし、そのつもりもない。その人もわかっていてやっているわけだから説教しても意味はない。
その時の別の感情は、ああ強風が一瞬吹いたな。すこしびっくりしたな。
その時の思考パターンは、この手の腹の立つ出来事は人間がやっているのではなく単なる自然現象の一種だと考えると心が平安でいられるし、実際人間の行動は大きな目で見れば自然現象である。一時の怒りに駆られて運転しても何の良いこともない。
あるいは
観念 – すべては中立で無色だ。意味は自分でつけることができる。
感情 – 教えてくれてありがたい。感謝だ。
思考パターン – なんでも肯定的な意味を与えれば肯定的な結果を得るんだからとこう考える。一瞬ボーっとして後ろを確認するのを怠っていたことをあのクルマは教えてくれたんだ。運転中は常に周りに気を配るのは大切なことだ。
……ということで、実際に私がどのような行為をとったかは、ノーコメントです。(^-^;
あ、そういえば、バシャールは怒りなどの突発的感情は15秒くらいしかもたないって言ってましたね。それを使うって手もありますね。
自然の怒りというものは十秒から十五秒しかもちません。ワッとくる感じ、何かものを見たとき、自分の内と外は違うんだと思ったとき、パッと瞬間的にくるエネルギーなのです。by バシャール
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