皆さんの社会におけるすべての行動、すべての人間関係、仕事や遊び、思考や観念などは単なるひとつの見方です。皆さんの科学さえも、皆さんが現実をどのようなものであると信じているかを説明する単なるひとつの見方に過ぎません。科学をこのように捉えてみるのは大切なことです。科学は現実そのものを表しているのではなく、人間の知性が現実はこうであると信ずるものを定義付けしているのに過ぎないことを、地球の科学者でさえ様々な方法で認識しています。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.22より引用させていただきました。
はっきり言ってよく分からないので、推測で書くしかありません。
すべては単なるひとつの見方であるというのは、すべての状況は中立であり元々の意味はないというのと同義のような気がしますが、どうなんでしょう。
科学もひとつの見方であるなら、科学もまた他のすべてと同じように見たいものを見てきたのかもしれません。
「皆さんの科学さえも、皆さんが現実をどのようなものであると信じているかを説明する単なるひとつの見方に過ぎません。」と書いてありますが、ここでいう見方とは、いままで良く使われてきた観念という言葉に近い気がしますがどうでしょう。
と思ったのですが、引用した文中に「思考や観念などは単なる見方」とありますね。
じゃあ見方って何なんだろう?という感じで迷宮に入ってしまいます。
いずれにしても、科学でさえ
科学は現実そのものを表しているのではなく、人間の知性が現実はこうであると信ずるものを定義付けしているのに過ぎない
となるんですね。
つまり、同書P.21に戻って
皆さんの文明において、いわゆる本当の現実だと信じられているものすべては、根本の「存在」から派生したひとつの哲学的な見方にしか過ぎません。
我々の科学においてさえ、現実は「存在」から派生したひとつの哲学的な見方である
となるんですね。
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