普通あなた方が夢といっているものは、起きている時の意識から、使用可能なシンボルを使って頭の中で構造されたものなのです。しかしながら、非物質的な体験というのは、この物質の世界において、それにあたるシンボルを持っていない場合がありますから、荒唐無稽で、まったく非論理的な、信じられないような夢というのは、物質的に表現しきれなかったことを意味しています。
そして、夢を見た時には、あなたの物理的な世界における精神性は、それをなんとか自分の知っている近いものでいい表そうとします。ところが、あまりにもシンボルとなりそうなものがないために、実際に夢の中で起こった体験というものをうまく表現しきれないでいるわけです。
以上を、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック2―人生の目的は「ワクワク」することにある』71ページより引用させていただきました。
夢というのは人生におけるおまけのような現象ではなく、この現実世界と同等の体験をすることのできるもうひとつの現実世界ということでしょうかね。
人は夜に夢という非物質的な体験をする。
そしてその体験をこの物理的世界でも分かるように表現した場合、当然表現しきれない場合が出てくる。
そんな時は、この物理的世界のルールを破るような物語となってしまう。
夜見る夢もまた昼に体験する現実と同じ、もう一つの現実体験である。
ということだとしたら夢の評価もまた変わってきますね。
ただ、夢の現実は毎回リセットされるというのがありますね。
ある意味何度でもやり直しがきく。
一方起きている時の現実はリセットがきかず、毎回毎回前回の現実を引き継いでいく。
でもそれが物質的世界と非物質的世界の違いということなのでしょう。
いずれにしても夢はもう一つの現実というバシャールの考え方は面白いです。
ということで、タイトルの答えは、もう一つの現実である夢の体験は非物質的な体験であるので、物質的な体験に置き換えて表現するとなると限界があり、夢から目覚めた時に思い出すと荒唐無稽な体験となってしまうとなると思います。
とはいうものの、私の見る夢は大抵、場面が変わる時に現実とは違う場面の変わり方をするくらいで、それほど荒唐無稽な夢を見るというのはない気がする。
現実とは違う場面の移動の仕方をするけど、それ以外はそれほど現実とは違わないと思います。
いわゆるファンタジー世界のように怪物とか悪魔とか、そんな存在が出てきたり、お城とか天国のような世界とか地獄のような世界とか、そんな世界の夢を見たことはありません。
よくよく考えるとちょっとおかしい現実世界、主にシーンチェンジがおかしい、そんな夢しか見たことないけどな。ほとんどが常識的な世界の夢です。
もしSFやファンタジーの世界の夢を見たとしても、それは大抵、見たことのある映画やドラマの焼き直しって感じだったと思います。