すべての出来事は、すべての他の出来事につながっています。ですからあなたに起きる出来事というのは無限大にあります。あなたの波動、バイブレーションが、その内のどの出来事をやって来させるか決めます。
人生というのはあなたに降り掛かって来るのではないのです。あなたを通して起こるのです。
以上を、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる』106ページより引用させていただきました。
この具体例としてこの本には電車に乗り遅れた人の話が載っています。
この人物がプラットホームにたどり着いた時にはもう電車は出て行ってしまっていた。
客観的事実は、あなたはプラットホームに立っている。電車は動いている。そしてあなたは電車に乗っていない。状況自体は意味を持っていなくて中立です。
もしあなたがこの状況に否定的な意味づけをして、「乗り遅れた」と思うなら、否定的な感情が出てくる。嫌な感情が出てくる。怒りながらそこら辺を歩くかもしれない。電車のスケジュールに文句を言うかもしれない。自分の人生が悲惨なものになったのだから他人も同じように悲惨なことに巻き込まれろと思うかもしれない。
しかしこの同じ状況をあなたは中立的に考え、実は肯定的な状況かもしれないと考える。
リラックスしてこれは私にとってどんな意味があるのだろう?と考えます。
そこでふと見ると何年も会っていない友人が、たった今電車から降りて来てこちらに向かって歩いていることに気づきます。
そして自分が電車に乗って目的地に行くより、今ここでこの友人と会うことの方が意味のあることだと知ります。
もしこの状況に否定的意味付けをして怒りで何も見えない状態で即刻プラットホームを立ち去ることを選んでいたのなら、友人と会うチャンスはありませんでした。
人生は実際にこのように動いているそうです。
ということでこの例は重要なことを教えてくれますね。
自分にはチャンスがないと思っている人。
実はただ単にそこにあるチャンスを見逃していただけかもしれません。
どんな出来事が起ころうが、それを肯定的なチャンスに変えることができる。
何故ならばすべての出来事は他のすべての出来事につながっていて、訪れる出来事は無限大に存在しているから。つまり出来事に対する意味付けによって肯定的結果も否定的結果もどちらも自由に選ぶことができるから。