ネガティブな感情は、統合すること、受容することによって癒すことができます。
そして、ネガティブな感情は、「真実ではないことを真実だと思い込んでしまうことの副作用なのだ」とわかれば癒せます。感情は、観念が生み出す「副作用」です。
また感情は、あなたが「どんな観念を本当だと信じているか」ということを知らせる《警報システム》なのです。ある感情を癒し変化させるためには、その感情が自分の中にあると認めること、そして、その感情が存在するのには、ちゃんと理由があると受け入れることです。そのうえで、その感情の裏にはどのような観念があるのかを見ていきます。
観念がなければ、感情は経験できません。
ある感情を体験しているということは、その感情をつくっている観念があるということです。
ですから、その観念がどんなものなのかを見つけて確認し、その観念を変えると、感情は自動的に変わっていくのです。
以上、本田 健 (著), ダリル・アンカ (著), 江藤ちふみ (編集), 島田真喜子 (翻訳) 『未来は、えらべる! バシャール 本田健』P.153-154より引用させていただきました。
なぜネガティブな感情を癒す必要があるのか……
そもそもネガティブな感情自体が不快なものであり、苦しいものであり、嫌なもの、避けたいものです。たいていの人はネガティブな感情は抱きたくないと思います。
そしてネガティブな感情は、やる気を削ぎます。閉じこもりがちになります。だからチャンスを見す見す逃してしまうこともあります。体の調子も悪くなってきます。さらに、ネガティブな感情はネガティブなことを引き寄せやすくします。
……と、ネガティブな感情を抱くとあまり良いことはありません。
なので、ネガティブな感情は癒すに越したことはありません。
だいたいネガティブな感情があると人生が楽しくありません。
人は楽しむために生まれてきたのですから。
……と、そんなことを言っている私はネガティブの塊でした。
だからこそ、最終的にバシャールにたどり着いたのでしょう。
というのは、バシャールはネガティブを否定しないからです。
ネガティブを否定してしまうと自分に対し罪悪感を感じ、感情はもっとネガティブになっていきます。 まさに悪循環です。
ネガティブな感情を否定するか、若しくは無いものとして見ない振りをするのは、さらなるネガティブなことを引き寄せ、感情をネガティブにフル加速させます。
これは私の経験上からもハッキリそう言えます。
ネガティブな感情を否定することは最終的には自分の存在を否定することにつながり、ネガティブな感情を見ない振りをするのは、逃避から依存症につながります。
ではどうしたらそのようなネガティブな感情を振り払うことができるのか。
バシャールによると、まず、そのネガティブな感情を認め、そして受け入れることから始まります。
私が考えるに、ネガティブな感情をポジティブに変える一番確実で簡単な方法は、そのネガティブな感情に「ありがとうございます」と心から感謝することです。これが素直にできれば他は要らないでしょう。
でもこれってできそうでなかなかできないものです。
私の場合はできるときもあるし、たいていはできません。
だから、感情を受け入れたら、その感情が存在する理由を探ります。
どういう考えが自分の中にあるからそういうネガティブな感情を抱くのだろう?と自分に尋ねてみます。
あとは、その判明した間違った考え方を自分が変えるだけです。
そうすれば、感情も変わります。
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