物理的観点から、まったく同じに見える二つの物体でも占める空間の位置が異なれば、この二つは異なる物体である by バシャールと宇宙連合

バシャールと宇宙連合による本『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』の87ページにはこうあります。

知覚し得るすべての物理的観点から、まったく同じに見える二つの物体があったとしても、(中略)これらの物体が占める空間の位置が異なれば、この二つは異なる物体だということを理解するでしょう。

以下書いてあることをまとめてみます。

位置的な波動も物体の性質だと仮定すると、その物体が存在しているある特定の物理次元から、その物体自体の波動を分離する場を創造できる。

位置的波動という性質を物体から取り除いたり別のものとの置き換えが可能になる。

たとえば位置Aを所有している物体と位置Bを所有している二つの物体があるとする。
この時、位置Aという性質を取り除き、位置Bという性質と置き換えてからこの分離している場を解くと、その物体が元の次元に再物質化する。

ただし、その物体は定義によって位置Aではなく、位置Bという場所を占める必要が出てきます。
こうして物体はAとBの距離を瞬間移動したように見えます。

しかしこれはそんなに神秘的なことではなく、いつも起きていることなのです。
なぜなら、時間も皆さんが創り上げているものだからです。

時間と空間は断続的なものであり、連続しているものではありません。

皆さんは断続的に他の次元との間を行き来しています。
一つの瞬間に一つの次元に同調します。

皆さんのいう過去や未来を含め体験のすべての次元は、現実と呼んでいる毎瞬毎瞬の狭間に存在しているのです。

皆さんは、自分自身の現実、そして物理次元の波動そのものなのです。
自分の人格を反映させるように現実を創造しているのです。

「目で見なければ信じられない」という極から、その正反対の極である「信じれば見える」という、この二極性の考え方そのものが、皆さんを宇宙から分離することを可能にした波動なのです。

観察者と被観察者というこれまでの関係性ではなく、観察という行為自体が実際の出来事そのものであると理解するときが来るでしょう。

MIL52059

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