雲 黒斎さん著の『もっと あの世に聞いた、この世の仕組み』という本に
ほとんどの人間はフィクション(現実ではないもの、虚構、絵空事、作り話など、創作・捏造されたものや想像上のもの)を「現実」だと勘違いしたまま生きている
とあります。
この勘違いが、人生に不自由や窮屈さ、苦しみをもたらしているとのこと。
でも、逆に言えば、この勘違いがあるからこそ、人には(物質的な)喜びがあるんですよね。
他人に勝ったという勘違い、自分が一番だという勘違い、自分は他人より裕福だという勘違い、自分は他人より優れているという勘違い、自分は有名であるという勘違い……その他たくさん。
私は何々を手に入れたから幸せに違いないという勘違い……。
じゃあ「現実」ってなんだ?って話です。
勘違いではない「現実」ってなんだろう?
ひとつには中立な「現実」なんでしょうね。
何も色づけされていない無色な現実。
もうひとつには、いまを「感じている」現実。
思考がまったく働いていない現実。
いまに生きている現実。
さらにもうひとつ最も抽象的に言えば、愛の状態にある現実。
すべてがひとつにつながっている現実。
……ということになるのでしょう。
コメント