失望や不幸や誤解を生みだす主な原因のひとつは、制限された考えや感情を持ち続けることです。不適切なのは「持ち続ける」ことそのものではありません。
(中略)
たいていの人が適切でないときにも持ち続けてしまうのです。
以上を、ヘイル・ドゥオスキン (著), 安藤 理 (監修), 乾 真由美 (翻訳) 『人生を変える一番シンプルな方法―世界のリーダーたちが実践するセドナメソッド』 P.30、31より引用させていただきました。
「持ち続ける」ことの反対は「手放す」こと
このことは両者とも、生きている中に自然に起きること
感情の解放は持って生まれた自然な能力
その例が、子供は怒りをあらわにした後はケロッとして何時もの関係に戻ること。
子供は感情の解放が自然に出来る。
大人はこの能力を使わないようになる。
その結果、芽生えた感情を、いつ手放すのがいいか、何時まで持ち続けるのがいいのか、わからなくなっている。
……書いてあることを、まとめると以上のようになります。
感情を持ち続けるのは悪いことではないが、それに執着してしまうと、その感情を手放すことができなくなってしまう。
感情の解放という持って生まれた自然な能力を使えなくなってしまう。
つまり現代人は、感情を自然に手放すことができなくなってしまった。
それにしても、「感情の解放は持って生まれた自然な能力」というのは新鮮な視点ですね。