あなたの想像したものと、この実際に存在する三次元のもの、これとの違いというものは本当はありません。あなたが想像すれば、もうあなたはすでに体験をしています。 : バシャールの学校

あなたの想像したものと、この実際に存在する三次元のもの、これとの違いというものは本当はありません。あなたが想像すれば、もうあなたはすでに体験をしています。(中略)あなた自身が、あなたが体験したいと思っている体験そのものなのです。

以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック2―人生の目的は「ワクワク」することにある (VOICE新書)』P.234より引用させていただきました。

想像したものと、実際にこの世界に存在するものが、同じものだなんて、普通は信じられません。
想像したものが瞬間的にそこに現れるのなら、現実との違いが、それほどないように感じますが、実際は想像しただけでは、何もないところに何も現れません。

逆に夢の中では、想像したものを瞬時に現すことが可能です。
昨日の夢の中の生活と今日の夢の中の生活との間に、違いは感じません。
毎夜見る同じ夢の中の生活です。

想像したものと、夢の中に出てくるものとの間に、違いというのは、特に感じません。
どっちも夢と言えるし、どっちも想像と言えるからです。
想像と夢との間には、それほどの違いは感じません。

そして、バシャールは、この現実は夢だと言っています。

ああ、そうか!

ここで言う、想像すればもう体験しているというのは
実は体験というのは時間で言うと「過去」であり、もうすでに存在していない。
そして、想像もいまここには存在していない。

想像も体験も、現在には存在していないので、想像も体験もそれほど違いはないということではないでしょうか。

私たちが認識しているところのいわゆる”現在”というのは、実は”過去”の範疇に入り、もうすでにそれは存在していないのでしょう。そして、体験というものも、本当は過去であるところのいわゆる現在においてしか認識できない。

真の現在というのは、隙間、無、空、であり、そこには何も存在しえない。
真の現在は、私たちが現在だと思っている過去と、未来の間に限りなく極小に存在していないけど存在している、のでしょう。

想像と体験は、もう”いまここ”には存在していないという点で、同列に扱うことが可能になるのでしょう。

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