「鏡の中の私が笑うまで私は笑わないわ。まだ笑ってくれていないから、私は笑わないわよ」
このようにして、鏡が映し出すものが変わるまで待って待って待ち続けても、変わりません。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 北村麻紀 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック7―ワクワクとは、あなたの魂に打たれた刻印である (VOICE新書)』P.22より引用させていただきました。
で、しかめっ面に飽きてしまった、疲れてしまった、そうこうしているうちに鏡を見てみると、そこに自分の笑顔が映っていたりするとバシャールは言います。
であるなら、ひとつの方法は、笑顔になりたいなら笑おうとしないこと、となるかもしれません。
さていま私の心が深く落ち込んでいるとして、その状態で、笑顔を目指すと……
ぎこちない笑顔だけど物理的に自分を笑顔にするのは可能だ。しかし、心は相変わらず深く落ち込んでいる。でもそんな無理に笑っている自分が滑稽で少し笑える。で結局いくらかリラックスできて、いくらか気分は上昇する。
さらに笑ってみる。いくらかさっきよりは慣れている。それに比例して気分もいくらか良くなって来る。笑顔は相変わらずぎこちない。きっと他人が見たらひきつった笑顔だろう。
……と、確かに現実は、笑顔を試みる以前とは、より良く変わったと言える。それは事実である。
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