絶対的な未来というものはありません。絶対的な過去もありません。あるのは無限の異なる「今」だけです。そして、この人生のこの瞬間、どのような「今」を経験したいか、それを選択する力はみなさんの中にあります。 by バシャール

絶対的な未来というものはないということです。
絶対的な過去もありません。
あるのは無限の異なる「今」だけです。
そして、この人生のこの瞬間、どのような「今」を経験したいか、それを選択する力はみなさんの中にあります。

以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 北村麻紀 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック7―ワクワクとは、あなたの魂に打たれた刻印である (VOICE新書)』P.20より引用させていただきました。

絶対的な未来がないというのは理解できますが、絶対的な過去もないというのは、ちょっと理解に困難を感じます。

ですが、無限の異なる「今」が存在するなら、どんな過去も未来も「今」に含まれることになり、だとすると、過去も未来と同じように自由に創っても、どうせそれは現在選択している「今」ではないので、特に問題もないのかもしれません。

ここにパラパラマンガがあるとします。
このパラパラマンガは普通のパラパラマンガとは違って、絵柄としては前後のつながりがまったくないとします。
何かは描いてあるけど、別に前後のコマとなんらつながりはない前後無関係なコマが集まったパラパラマンガです。

このパラパラマンガをパラパラとめくって途中で止めます。
そして、止まったコマ以外のパラパラマンガを上に放り投げると、バラバラになって床に落ちます。

この場合、手に残ったひとコマの前後のコマがなんだったか、まったく意味がないと思います。
だって前後がつながっていないバラバラのパラパラマンガだったからです。

つまり時間軸のなかでは現実というものはこういうつながりで流れていくものだという観念があるから、現在の前の過去を推測できるのであって、なんの観念のない世界では、何が過去であっても特に問題はないことになります。

絶対的な過去はあるような気がしますが、それは今まで生きて来た常識的な観念の中だからこそそう思えるだけで、過去も無数に同価値で存在していて、その中の一つを過去の記憶として呼び起こしたに過ぎないのかもしれません。

こんな思考実験も可能でしょう。

時間というものは未来から過去へ流れるという観念がある地球に今突然シフトしたとすると、過去はそれまでとは違った過去になるでしょう。(たったいまの現在に限定すればの話ですが、というのは次の瞬間時間は過去から未来へと流れているとわかるからです)

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