「成長する種」のたとえ
また、イエスは言われた。「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな実ができる。実が熟すと、早速、鎌を入れる。収穫の時が来たからである。」
以上、『紙装 中型新約聖書』P.68より引用させていただきました。
これは、マルコによる福音書4章26節から29節です。
成長する種が私達だとすると、種は種であること以外をする必要はなく、種は種であるだけ、ありのままで、成長し実をつける。
種は種だけで生きているのではなく、土や水や空気、太陽や農夫によって生かされている。
そしていずれは(一つの種としては)命を全うする。
が、その前に収穫されて、誰かの食料となって奉仕して喜ばれる。
種はどんな時ワクワクするだろう?
水が欲しい時に雨が降ったり、成長したい時に惜しみなく太陽の光が降り注いだり、成長する種を見て喜ぶ農夫を見るのもワクワクするかもしれない。
でも一番ワクワクするのは、実を結び、それをみんなが美味しい美味しいと食べているのを見る時だろう。
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