みなさんに、これまでにない、スピリチュアルな習慣を提案します。それは、「心に浮かぶ思考を、あまり真剣に受け止めないこと」です。
以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え
以下、ここまでをまとめてみます。
思考がつくる小さな「わたし」が人生を動かすエンジンである限り人生は苦しみの連続になってしまう。
条件づけのない意識の次元いたることで、その苦しみから救われるのだが、そこまでいかなくても、思考をやり過ごしたり、感情的なリアクションを客観視できるなら、思考や感情が誕生する意識次元に足を踏み入れている。
あらゆる思考は一大事であるかのように装って、あなたの全意識を奪おうとしている。
……ということですが、ありますねこういうことが。
過去を悔やんだり、愚痴を言ったり、あるいはまだ起こっていないことを、起こってしまったかのように不安がったり、思考がより深い思考にコントロールされて、ぐるぐる巡ったりします。そして自分の中が思考でパンクしそうになります。
過去を悔やんでも過去は変わらないのに、それでも人はことあるごとに悔やもうとします。
おそらくそれは、浅い思考がもっと深い思考にそそのかされている状態だと思います。
そういう意味では頭では分かっているが、実際にはできないというのは、浅い思考はわかっているが深い思考が分かっていない状態なのでしょう。
コメント