世界の静寂を意識しているとき、思考活動が静止していることに気づくでしょう。あなたは静寂があることに気づいています。でも、決して静寂について考えているわけではありません。 : エックハルト・トール

世界の静寂を意識しているとき、思考活動が静止していることに気づくでしょう。
あなたは静寂があることに気づいています。でも、決して静寂について考えているわけではありません。

以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.17より引用させていただきました。

この静寂に気づいている状態は、心が研ぎ澄まされた状態であり、これは「わたしが在る」状態だと著者は言います。

そしてこの状態は、何千年もの間、人類を束縛してきた集合意識という檻から一歩外へ足を踏み出すことだそうです。

つまりこの集合意識が、いまの一コマから次の一コマへ移るときに、なんらかの制限を与えていたということでしょう。
しかし、その一コマと一コマの間の静寂に気づくことによって、いままでより自由に次の一コマが選択できるようになる。
そういうことだと思います。

人は時間と空間が存在するから思考できるが、時間と空間の存在しない真の空である静止の次元では、思考は不可能だろう、そこは純粋な意識の世界なのだろう。気づきの世界、観察の世界なのだろう。

そう思います。

 

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