夢もこの物質世界と同じようなものです。両方とも、あるひとつのものに対して、違う見方をしているだけです。
すべてはあなたの意識の中にあります。
みなさんの意識には「外」というものは、ありません。
みなさんが考えられるもの、知覚できるものは、すべてみなさんの意識の中にあります。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック5―望む現実を創る最良の方法はワクワク行動をすること (VOICE新書)』P.122-123より引用させていただきました。
地球人的には、すべては意識の中にあることにはなっていません。
もし、すべてが意識の中にあるのなら、誰かが死んだ時この世界は消滅することになります。
毎日のようにこの地球上では誰かが死んでいるはずですが、世界はこうやって残っています。
世界が夜見る夢のように意識の中に存在するのなら、意識が消えたとき世界も消える気がします。
しかし、以上のことを自分を中心に考えると、ちょっと様子が変わってきます。
もし私が死んでこの世界からいなくなったら、この世界は依然として存在しているのだろうか?
死んだ私にそれを確認することは不可能です。
ただ、他人が死んでも依然としてこの世界が残っているので、自分が死んだ時もおそらく世界は残っているのではないかと推測しているだけです。
でも、夜見る夢のなかで誰かが死んだとします。
あなたの夢の中からその人が消えます。
でも、あなたの夢の世界は消えないで残っています。
しかし、あなたが目覚めると夢の世界も消えます。
このことから考えると、もし自分が死んだら、この世界も消えてしまっても、おかしくない気もします。
いずれにしても、地球人的に考えても、バシャール的に考えても、自分の意識を中心にして考えると、この物質世界が夜見る夢のような世界だとしても、なんらおかしいところはありません。
なぜなら、他人からこの物質世界がどう見えようが、自分の意識を中心にして考えると、自分が死んだ時には、この物質世界は消えてなくなるのですから。 (自分の死後この物質世界が実際に残っていたとしても、それは自分には関係のないことです。それは他人の夢です。自分の夢ではありません。)
つまり地球人的に考えても、自分の意識を中心に考えると、すべては自分の意識の中にあると考えても間違いではない気がするのです。
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