ネガティブな観念は、「頭では理解できるけど、なかなか行動に移すのは難しい」とみなさんに信じ込ませています。そう思わせることで、あなたたちが観念の構造について本当に理解するのをはばもうとしているのです。そして、行動を起こせないようにして、ネガティブな観念を持ち続けさせるのです。
でも実のところ、もし実際に理解できていれば「理解できている」のですから、行動に移すのも簡単です。
以上、本田 健 (著), ダリル・アンカ (著), 江藤ちふみ (編集), 島田真喜子 (翻訳) 『未来は、えらべる! バシャール 本田健』P.23-24より引用させていただきました。
ということは、頭ではわかるけど実際はなかなか……というのは、本当はわかっていないということですね。
わかっていないのに、ネガティブな観念にトリックを仕掛けられて、わかった気になっている。だから行動にも移せない。
わかっていないから、行動に移せない、これが真実……となりますね。
ネガティブな観念の性質や構造を知れば、どのように私たちがだまされているかがはっきりわかり、それが明確にわかれば、変えるのも簡単とのこと。
ネガティブな観念は、もしその性質や構造を知られると変えられてしまうので、この場合は、「頭では理解できるけど、なかなか行動に移すのは難しい」という嘘の観念をあたかもほんとうのことであるかのように装い、仕掛けたトリックが暴かれるのを避けようとしているんですね。
しかし実際は、「本当に理解したら、行動するのは簡単」というのが正しい理解です。これは変わりようがありません。
だからこそ、ネガティブな観念の性質や構造を知ることが、とても大事なのです。(同書P.25)
……となるのですね。
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