瞬間の方が「あなた」を通過しているのです。
あなたの意識の中を、です。動きというのは幻想です。誰もどこにも行きません。
人は今、この瞬間にしかいないのです。
ただし、「動き」は幻想ですが、「動いた」という経験はリアルです。
以上、さとうみつろう (著), ダリル・アンカ (著)『その名は、バシャール』78ページより引用させていただきました。
これはきっと映画のフィルムで考えると分かりやすいんでしょうね。
映画を観ると、実際にそれを体験したかのように感じるときがあります。
その経験はリアルです。
しかし、映画のスクリーンの中では、何一つ動いてはいない。
その瞬間瞬間はただの静止画です。
そこに動きはまったくありません。
静止画が動きに感じるのは、映画の一コマ一コマが、今この瞬間、目の前のスクリーンを通過しているからです。
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