現実は幻想なので、自分の信じるように人生を作っていける。

本書の20ページ

「自分が体験する物理的な現象というのは、あなたが何を信じるかによって決まります。というのは、物理的な現実というのは幻想だからです。あなたが信じていることが創り出した幻想なのです。」

これを別の言葉で再構築すると

物理的な現実は幻想なので、自分の信じるように人生を作っていける。

物理的な現実のありのままは完全なる中立で無意味な世界。

無意味な世界がありのままの現実なのだから、人間が意味づけをした、何かを信じている世界というのは、真実すなわちリアルからかけ離れた世界と言える。

よって、それは幻想と言っても良いだろう。(これ自体がひとつの意味づけである)

オリンピックで金メダルを獲ろうが甲子園で優勝しようがワールドカップサッカーで優勝しようが、何億円稼ごうが、何万人の従業員を抱えた社長であろうが、何億円の宝くじが当たろうが、それらは単なる人間の意味づけであり、それが価値あることであると人間が信じているからであって、ありのままの目で見れば、自宅の庭を横切っていく猫や、木々にざわめく小鳥や、暖かい陽射しを求めて地上に出てきた蛇や、ただただ花開く路肩の雑草、風にざわめく木々などと、本質的にはなんの違いもない。

ただただありのままに命が営んでいるだけだ。

そう!

人間はありのままの真のリアルから、かけ離れて存在しているからこそ、自分の意味づけで自分の信じるような人生を作っていける。物理的な建造物だとか化学物質だとか施設だとか街だとか国家だとか政府だとか。

それらは真のリアルから見れば幻想ではあるが……。

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以下の本を参考にしました。

バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)

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