一度怖れから創造されたものは、それ自身を維持したいという欲求をもちます。怖れから創造されたものが、自らの存在を維持するただひとつの方法は、更に怖れを創造していくことなのです。
本来の自分から分離し、そして、より偉大な力を持つ者と比較し、自分には価値がなく、責任をとる力もなく、自分の人生すら自ら生きることのできない幼い子供なんだと信じ続けることなのです。
以上を、バシャールと宇宙連合 (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.61より引用させていただきました。
この引用した部分は、以前に引用した以下の一連の文章の続きです。
皆さんが救世主と呼んでいる存在が説いてきた生き方を、実際に生き始めることを自分に許していいことに気づいてください。 by バシャールと宇宙連合 : バシャール初期の傑作『ニュー・メタフィジックス』
以下私なりに解釈すると、政府も宗教もその支配を続けるためには怖れを利用する。怖れを創造し続ける。
怖れを維持するための燃料はこれまた怖れである。怖れが怖れを再生産し続けるのが支配という安定した状態を保つには必要である。
こうなってくると陰謀とか洗脳とかの世界とも無関係ではなくなってきますね。
私達は本来救世主や政府など不必要であり、自分の人生はすべて自分の責任であり、さらに自分の責任であるがゆえに本来人生を自由に創造していくことが可能である。
しかし様々な怖れ故に人生の責任と人生を自由に創造していくパワーを政府や宗教に預けてしまった。
一方政府や宗教もその権力や利益を維持するために、怖れを再生産し続け、支配に利用してきた。
……みたいな感じになるでしょうか。
ではどうすればいいのか。
救世主に依存するのではなく、救世主の説いてきた生き方を実際に生きること。
自己の内なる存在に耳を傾け、自分自身の怖れと責任は自分のものとして見ること。
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