さて宇宙存在バシャールからの情報を、現実をオンラインゲーム、肉体をアバター、魂をプレイヤーに例えると、どんなことになるでしょう?さっそくトライしてみたいと思います。
第三話が始まります。
別のオンラインゲームから来た存在が伝えた攻略本の内容とは……
オンラインゲームというのは仮想的な現実であり、本当の現実ではない。
本当の現実においては、プレイヤーがディスプレイの前に座りアバターを操作しているのだ。
だから、オンラインゲーム内でゲームオーバーになっても、それはプレイヤーの死を意味しない。
アバターは消滅するが、プレイヤーは依然としてそこに存在しているのだ。
オンラインゲームというのは無限に存在している。
プレイヤーが想像できるオンラインゲームはすべて同時にいま存在している。
……と、いろいろ続くのだが、プレイヤーの心に響いたのは
ワクワクとした気持ちでゲームをプレイすれば、すべてはうまくいく、というものだった。
その際、努力は必要ないとのこと。
なぜワクワクするといいのか?
それは本来のあなたが、ゲームを楽しもうとして始めたゲームプレイヤーだからです。
オンラインゲーム自体も楽しむことを想定して創られているのだ。
この世界にはひとつの法則が存在していた。
それは、プレイヤーは与えるものを受け取るである。
なぜそうなるかというと、すべてのプレイヤーはあなただからです。
さらに驚くことにオンラインゲーム内のすべては、1と0のデータから出来ているという。
ゲーム内で歩く大地も座る椅子もこうやって腕を置いている机さえも、単なるデータだというのだ。
データがシンボル化しているというのだ。
別のオンラインゲームにいるその存在はさらに、オンラインゲーム内で起こることはすべて中立であると言った。
オンラインゲーム内で起こることは、1と0のデータからなるシンボルの連なりに過ぎない。
オンラインゲーム内のすべては、つまりところ、1と0の集積なのだ。
そこに初めから意味などは存在しないと。
僕はこれなのかもしれないと思った。
僕のゲームにおける疑問をすべて解き明かすのは、この別のオンラインゲームからもたらされる情報なのではないかと思った。
だから僕は、その存在の言うことを正しいと仮定して、このオンラインゲームの真相に迫ろうとしたのだった……。