エゴ的自己は、すべてがバラバラであるという信念を維持するために、他と対立しよう、他を排除しよう、という衝動をもっています。エゴが生き延びるには、それが不可欠なのです。
エックハルト トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.69より引用させていただきました。
これはほんと、自分のエゴ的自己を観察してみても、確かにそうだと思います。
自分のエゴ的自己は、すべてを敵にして、すべてに立ち向かっています。
誰も味方はいません。ただひとり孤立しています。
ただひとり孤立していると思うから、さらに攻撃的になります。
自分がか弱き存在だと思うからこそ、強いところを見せようとします。
その一方で心には不安と恐怖が充満しています。
すべてがバラバラだと思うので、相手のことがわかりません。
わからなくて当然と思いつつも、相手のことを勝手に決めつけてしまいます。
ある程度相手のことを決めつけないと安心が出来ないのです。
しかし一方で、相手のことを決めつけることによって、新たな不安と恐怖を生み出します。
こうやって私のエゴ的自己は、日々生き延びようとしています。