意識を石、植物、動物に向けるということは、それらについて考えるという意味ではありません。それらの存在をただながめるのです。それらをあなたの意識の中にとどめおくのです。
以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.142より引用させていただきました。
以下書いてあることをまとめてみます。
自然の存在をただ眺め、意識の中にとどめおくと、自然のエッセンスがテレパシーのように伝わってくる。
自然がいかに静止しているのかを感じ取っている。
それによって、あなたの中にも、自然と同じ、静止の次元が広がっていく。
自然が、「ありのままの自分」と「いま、ここ」に、完全に一つに融合し、大いなる存在の中に、どっしりと座しているのを感じます。(同書P.144)
これを感じている時、あなたも、自分自身の深淵にある、くつろぎの場所へと到達している。
で、これが、実生活の何かの役に立つのか?と問われれば、否と答えざるを得ないのだろう。
だからと言って、なんら実用的なテクニックではない。
しかし、間接的には、実生活に役立つ可能性はあるだろう。
そのへんが興味深いところだと思う。
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