欲望とは、自分自身をもっと満たそうとして、自分になにかを付加しようという必要性に駆られることです。あらゆる恐れは、なにかを失うことに対する恐れです。 : エックハルト・トール

欲望とは、自分自身をもっと満たそうとして、自分になにかを付加しようという必要性に駆られることです。あらゆる恐れは、なにかを失うことに対する恐れです。

以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.117より引用させていただきました。

前に、飢えと欠乏は根本的に違う、というような話がありましたが

動物にも頭があるけれど、”欠乏”を感じません。自然なサイクルのなかで生じる”飢え”の感覚を感じるだけ。必要以上にほしがりません。 : 『空(くう)―天翔ける歓喜の弥栄』

欲望は欠乏感からくるのですね。

ある程度満たされているのに、まだ何かが足りないと感じるから欲望を抱くのでしょう。
しかも、それを「必要」だと感じてしまう。

ある程度には満たされているのだから、必ずしも、それは必要だとは言えないでしょう。
でも、欲望の中にいる時には、それが必要に思えてしまう。

逆に恐れは、まだ失ってもいないのに、失った時のことを考えて、恐ろしさを覚えている。
実際、失ってはいないのだ、まだ。

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