みなさんがすべてを手に入れるために、誰も、なにも失う必要はありません。
すべての人が、すべてのものを手に入れることができます。
それが、多次元的な同時宇宙のいいところです。
みなさんはひとりひとりが、自らの現実であり、自分の現実の中ですべてを持つことができます。
他から、なにも奪うことなく、それができます!
(中略)
なぜなら、みなさん自身が完全な宇宙だからです。
(中略)
みなさんひとりひとりが、同時に完全な宇宙なのです。
それが、創造のホロニックな性質の素晴らしいところです。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック6―ワクワクを生きると自然に「いま」を生きられる (VOICE新書)』P.250-251より引用させていただきました。
さて、私は、正直言ってこれは意味不明です。
何を言っているのかわかりません。
騙されている気分です。
でも、誰も傷つけることなく、自分の欲しいものをすべて手に入れられるのなら、それはとっても素晴らしいことだと思います。それは疑いようもありません。
ですが、逆に考えれば、自分自身が完全な宇宙であるなら、他人のものを奪いまくって自分の欲望を散々満たしても、それはそれで自分の完全な宇宙なんだから、許される気もします。
このことは、自分の夢の中では何をしようともまったく自由であり、他人にもまったく迷惑はかけていないのと似ています。
でも、この現実は他人と共同で見ている夢だと私は理解しています。
いくら完全な宇宙と言えども、他人に影響を与えることができるはずです。
ここではずですと言い切らなかったことが、案外真実なのかもしれません。
実は誰も他人に影響を与えることはできない……それが真実なのかもしれません。
だってすべては中立なのですから……
すべては中立だから、すべての行為も中立です。
だから他人に何をしても、本質的には、影響を与えることはできない。
その中立である行為に意味を与えるのは他人だから。
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