地球ではこういう格言があります。「見ることは信じること」。
しかし実は「信じることは見ること」であり、逆なのです。
感情はすべて、まず信じることから起きてきます。
自分が真実だと信じるものに対する反応が感情なのです。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳)『バシャールペーパーバック〈1〉ワクワクが人生の道標となる。 VOICE新書』P.47より引用させていただきました。
つまり人間は信じることによって見ることが可能になる。
まず、信じることの方が、見ることより先に来る。
人間は信じていることを見ているというのは、その文字どおりの意味もあるし、人間は真実だと信じていることに対して感情を抱くので、 「信じることは体験すること」だとも、いえると思います。
体験って感情の連続だと思います。
素晴らしい!とか、楽しいとか、逆につまらないとか、面白くないとか、体験と感情は密接にリンクしています。感情こそが体験の本質と言えないでしょうか。
2013.8.20追記
「信じることは見ること」というのには二段階の意味があるように思います。
一段階目での意味は、人間は、そう信じているとそう見えてくる、ということです。
例えば、外見が怖い人が良いことをすると感動するのは、外見が怖い人は中身も悪い人であると信じているからです。
そう信じているからこそ、良いことをしたその意外性に感動します。
二段階目の意味は、文字通りの意味です。
もしバシャールの言うことが本当であるのなら、私たちが信じていることが、宇宙のすべてのものになっているはずです。
ただし、その信じるというレベルが、表面的なものではなく、もっと深く広大なレベルでの話です。
実際に現実という夢を創るときのレベルでの話です。
信じることが宇宙で創造されて、結果、実際に目で見ることになる。
そういう意味だと思います。
……ということで、ちょっと疑問に思ったので調べてみると、同書P.67には以下のようにあります。
「あなたが観察しているものすべては、あなた方の先入観念の上に成り立っているということです。」
つまり、私が指摘した第二段階にまでは言及していないようです。
ごく普通に先入観を別の言葉で、「信じることは見ること」と言ったようです。
だからこそ、「感情はすべて、まず信じることから起きる」と続くのですね。
二段階目の解釈は、ちょっとした勇み足のようでした。(^-^;
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