非物質的な世界において知性というものはありません。意識はあります。概念もあります。そして非物質的な世界では、皆さんは概念そのものだということに気がつくでしょう（これについては後ほど触れます）。この物質世界においてさえ、皆さんは概念そのものなのです。知性をもっているという概念、物理的現実とは何であるかを定義付けしたり、実際にこの物理的現実を創造することは、本質的な存在そのものであることや概念そのものであることからの分離を意味しています。そして結局、存在そのものの中で、「自分とは時間と空間の中に存在する何かである」という観点を創り出します。皆さんはこの物理的現実という観点を、大いなる全てが自らを映し出すための様々な方法に加えるもうひとつの手段として創り出しました。ただ単にそのような見方を創り出すことも可能だというだけで…。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学
非物質的な世界とは、「存在」だけが存在する世界の事なのか、それとも非物質的な世界もいろいろバリエーションを持ってたくさん存在しているのでしょうか？
非物質的世界における、知性はないが意識や概念がある状態とはどんな状態なのでしょう？
さらに、非物質的な世界においても、物質的な世界においても、私達は概念そのものとは、どういうことなのでしょう？
そしてこの概念と象徴あるいはシンボルとの関係性はどうなっているのでしょう。
この物質的世界において、知性とはもっていると思い込んでいる概念に過ぎないのでしょうか。
知性は幻想なのでしょうか。
物理的な現実を創造することは、存在そのものであることや概念そのものであることからの分離を意味するというのは、これまでもバシャールが言ってきたことです。
「存在」から分離して物理的現実を創造したからこそ、私達は、「自分とは時間と空間の中に存在する何かである」という観点すなわち知性を手に入れることができたということでしょう。
しかしこの物理的現実という観点でさえ、大いなる全てが自らを映し出すための様々な方法のひとつに過ぎないというのは驚きです。
ここで少し疑問です。
「存在」と大いなる全ての違いって何だろう？
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