今回の人生の目的、基本的な目的というのは「自分自身を、充分に生きる」ということです。
(中略)
百パーセント自分になるということは次のようなことです。
インテグリィティーをもって、つまり統一性をもって自分が一番興奮することをやることです。
(中略)
定義づけします。「ワクワクする気持ちとは、肉体を通して翻訳されて伝わる言葉、メッセージ」なんです。
どういう言葉かというと、「自分の選んだ道をちゃんと進んでいるかどうか」。
それを教えてくれる翻訳された言葉なんです。
以上を、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる』71ページより引用させていただきました。
同書P33にはこうあります。
ネガティブな行動とは「分離してしまう行動」です。
部分部分にしてしまうような行動をいいます。
ポジティブ(肯定的)な行動とは、「統合する行動」です。
統合する、統一する、そういう行動です。
ネガティブな行動の「分離してしまう行動」というのはよくわかるのですが、「統合する行動」というのがよくわかりません。おそらく分離してしまう行動の逆のはずなので集合させる行動、集める行動ということになるんだと思います。おそらく集中させる行動がポジティブな行動、肯定的な行動だと思います。
(統合の持つ言葉の意味は二つ以上のものを合わせてひとつにすること。一方インテグリティー【integrity】 の意味は 誠実。正直。完全無欠。となっています。もう一つの意味がコンピューターのシステムやデータの整合性、一貫性、無矛盾性、完全性。となっています。一方動詞のIntegrateを翻訳すると統合と出てきます。しかしIntegrateの名詞はintegrationとなっており、、、え?違う単語?)
エネルギーを、ひとつに集中させる行動がポジティブな行動、肯定的な行動なんだと思います。
これはもっと抽象的に考えると、分離はすなわち死であり、であるならば統合は生であると考えられます。死によって肉体はバラバラに分離するからです。そしていろんなものが集まって一つになって生命が生まれるからです。
と考えるとネガティブとは死でありポジティブとは生ではないでしょうか。
人生の基本的な目的が「自分自身を、充分に生きる」ことであり、自分自身を充分に生きることが、「統一性をもって一番ワクワクすることを行動する」ことであるなら。
人生の目的は、生きることとなりそうです。
ポジティブとは生きることであり、ネガティブは死んでいくこと。
私の新解釈ではそうなります。
死とは分離です。
体がバラバラになれば死んでしまいます。
生とは統合です。
いろんなものが集まって集中されて生は維持されます。
それは食事であったり肉体のいろんなもののバランスが取れていて統一性もって肉体を構成するものが淀みなく動いている状態。
あるいはエネルギーというのがポイントなのかもしれません。
エネルギーが分離していくのがネガティブでエネルギーが統合していくのがポジティブ。
エネルギーをバラバラにして分離させていくのがネガティブな生き方で、エネルギーを統合させひとつに集中させていく生き方がポジティブな姿勢なのかもしれません。
エネルギーを分離させて使うのか、エネルギーを統合させて使うのか。
ポジティブとネガティブとは、そういう種類の選択なのかもしれません。
生きること自体がポジティブな行動なのかもしれません。
だとすればポジティブな姿勢とは自分を充分に生きさせる姿勢。
ポジティブな生き方とは生きていることに感謝して生を謳歌しながら生きること。
自分の生命を輝かせる生き方がポジティブな生き方なのでしょう。
ポイントは生命力(というエネルギー)なのか?
生命力を分離させていく生き方をするのか
生命力を統合させていく生き方をするのか
この考え方でいけば、どっちを選ぶべきなのかは明白です。
自分に対して死ねという生き方がネガティブな生き方で
自分に対して生きろという生き方がポジティブな生き方
この考え方が一番わかりやすいのではないでしょうか。
生命力を分離させていく生き方がネガティブ
生命力を統合させていく生き方がポジティブ
これが私の新解釈です。
あるいは生命力を否定する生き方と生命力を肯定する生き方
と言葉を変えても良いかもしれません。