意識の起源を問うた時、その時は、時間が存在するものとして質問しています。
しかし、バシャールによると時間は存在しません。
時間は意識がつくりだした幻想です。
存在するのは、このたったひとつのいま、永遠のいま以外の瞬間はいままでも、これからも存在しません。
意識が時間という幻想をつくりだし、一瞬以上の瞬間がたくさんあるかのように見せているだけです。
「時間と空間」がそのようなシンボルや比喩をつくっています。同書P.64
「永遠なるいまの瞬間というのは多種多様、無限にあるものなんだよ」ということを見せてくれているのが「時間と空間」という方法なのです。同書P.64
《大いなるすべて》の一側面であるあなたが、一瞬しか存在しないこの瞬間、このいまを、いろいろな角度から見ているだけなのです。同書P.64
まったく同じ永遠なる瞬間を違う角度から見ているだけなのです。同書P.63
……ということは
地球人的に考えても、存在するものがたったひとつしかないのなら、そのひとつというのは、それ以上分解の出来ないひとつ、分解できてしまったら、たったひとつとはいえません。
そして、たったひとつのものしか存在していないのなら、空間も時間も意味をなしません。
たったひとつのものは、変化しません。永遠にそのままです。
たったひとつなので、当然移動はできません。
たったひとつということは、点です。
まわりは完全なる無です。
完全なる無の中に一点があるだけです。
変化することなく、動くことなく、永遠に。
その一点が、意識ということでしょう。
その一点を、様々な角度から見た時、シンボルが生まれ、あたかも時間や空間が存在するかのような豊かで美しい世界が出現した……そういうことでしょう。
以上、バシャール(チャネル:ダリル・アンカ) (著), 関野直行 (翻訳)『BASHAR GOLD(バシャール ゴールド)
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