自分の望まない昔の現実につながっているどの観念も、昔の現実から来ているものではありません。毎瞬毎瞬新しくなっているあなたの中で再生されているのです。
「昔からつながっている」という観念をくりかえしくりかえしつくることによって、あたかも昔の自分といまの自分が連続しているかのように見させているのです。
以前と似たような観念をいま持っているからといって、それは昔の自分からいまの自分へと持ち越されたものではありません。
古い観念に似ているものをまたつくりだしているだけなのです。
以上、バシャール(チャネル:ダリル・アンカ) (著), 関野直行 (翻訳)『BASHAR GOLD(バシャール ゴールド)』P.250より引用させていただきました。
バシャールによるとその昔の現実につながっていると考えている観念を信じているたったひとつの理由は、この物理的な現実では時間と空間というのは連続したものなのだと教えられていることによるそうです。
さて、これらを少し頭をリセットしてから考えてみるに、現象は同じだが、考え方を変えてみるということになるでしょう。
全6面が青い立方体が、その1面を赤に変えたという現象は同じだが、時間も空間も実は連続したものではないので、ただ単に、全部の面が青い立方体と1面だけが赤い立方体が同時刻に同じ場所に存在している……ただそれだけ、そういう状態の現在が永遠に続くだけ……そうなるかと思います。
これが事実だとして、実生活のなんの役に立つのか。
過去は現在において自分が創り出しているものだから、わざわざ望まない過去を現在においてふたたび創り出すこともないだろう……ということですかね。
現在においては古い観念に似せて自分でまた観念を創り出している……というのは、知っていると役に立ちそうな知識です。
……ということで、かなりこんがらかっているので、役に立ちそうな例をこの本から以下にまとめてみます。
私たちは多面体のクリスタルであるとたとえることができる。
そのひとつの面が変わったとき、分離した見方では、小さい一部分が変わっただけなので、全部が変わるにはまだまだ時間がかかると考えます。
しかし、1面が変わったことによって、自分はまったく新しい多面体のクリスタルだと考えることができたとき、もっと早く変わることができる。
変わる前と変わった後のつながりは、頭の中で「つながっている」と定義づけしたことにより生まれる。それ以外の生まれる原因は存在しないのだから……。
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