自分自身を、万象万物が発生する源である意識と知ることによって、出来事に依存することをやめ、状況、環境の中に自己を見つけようとする習性から解放されます。 : エックハルト・トール

自分自身を、万象万物が発生する源である意識と知ることによって、出来事に依存することをやめ、状況、環境の中に自己を見つけようとする習性から解放されます。

以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.114より引用させていただきました。

以下「本当の自分」についてこの本に書いてあることをまとめてみます。

「本当の自分」を認識することによってはじめて、心の中に平和を見つけることができる。

「本当の自分」を知るまでは、思考のつくった「偽の自己」を代替品として生きている。そして、偽の自己を防衛し、その価値を高めることが、生きる原動力になっている。

わたしたちは生命そのもの、唯一の生命、たったひとつの意識が、あらゆるものを経験するために一時的な形態をとっているに過ぎない。一時的な形態をとった唯一の生命である。

本当の自分を見つけることのできる唯一の場所は「いま」。

言語を使うかぎり、幻想は避けられない。
なぜなら、思考と言語は二元性をともない、独立した個人をつくるから。

わたしたちは、森羅万象が現われる場であり、媒体であり、意識あるいは気づき。

わたしたち自身が、「本当の自分」であり「知」そのもの。
わたしたち自身が、すべてを知る媒体である意識。

意識は、それ自身を知ることはできない。
意識が、「知」自身だから。

「わたし」は、自分自身を、意識の対象、知識の対象にすることはできない。

わたしたちは、自分自身にとって対象になることは出来ないのにもかかわらず、頭の中で、自分自身を対象へとつくりあげてる。ここにエゴ的なアイデンティティという幻想が生じる。自己の分裂の始まりであり、「わたし自身」との関係の始まりである。

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