この肉体レベル、物理レベルでの分離は、みなさんの思考の中以外には、本当は起こり得ないのです。みなさんの頭の中だけで起こっているのです。夢を見ているだけなのです。by バシャール

この肉体レベル、物理レベルでの分離は、みなさんの思考の中以外には、本当は起こり得ないのです。みなさんの頭の中だけで起こっているのです。
そんな現実はないといっても、「でも、あるじゃないか」という人がいるかも知れません。でも、それはみなさんが「この物理的な世界は、こうでなければならない」と思っているからです。
みなさんの意識は、今夢を見ているだけなのです。

以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック4―ワクワクこそが、ひとを深くいやす力がある (VOICE新書)』P.23より引用させていただきました。

さてここに限界があります。
思考の限界があります。

この引用した文章については、決して、思考ではわからないのでしょう。
考えるのではなく感じるしかないのでしょう。

本当は分離は存在しないというのがわかるのは、思考ではなく、別のものでしょう。

夢のなかでこれは夢であると気づいたとしても、それはただ夢のなかで夢だと気づいたという単なる気づきであって、夢の中にいるうちは、目覚めている時の現実を体験することはできない、つまり夢の中では基本的に現実を実感することはできない。

夢の中にいるうちは、いくらそれが夢だと気づいても、夢から覚めない限り現実の体験というのはできない。
夢の中にいるうちはリアルな現実は体験できない。(その境目が曖昧な体験はできますが)

それと同じように思考の中にいるうちは、その思考の夢の中を出て、その外の世界を体験することはできない。
そう思うのです。(ただこの場合も境目は曖昧な場合があるのかもしれません)

……でも、とは言われても、いわゆる神秘体験というようなものを体験しない限り、この現実が夢である実感はないでしょうね。残念ながら……。論理的思考だけでこの現実が夢であることを実感するには限界があると思います。

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