あらゆる可能性が今同時に存在していますが、あなたが体験するのは、自分が選んだ状態(ステート)の波動に合った現実だけです。
あなたの在り方の状態、波動を変えれば、あなたの中の変化に見合ったバージョンの現実を体験するようになります。
以上を、ダリル・アンカ (著), 安藤美冬 (著)『未来を動かす バシャールが新たに語る、「最高の人生」にシフトする方法。』24ページより引用させていただきました。
自分の波動すなわち自分の在り方の状態を変えて別の平行現実へ移行しても、以前の現実とあまり変わったようには見えない。
しかし、自分の在り方の状態を変えたことによって、現実が自分に及ぼす効果、つまり結果がまったく違ってくるとのこと。
バシャール的には自分の在り方の状態を変えることによって全く別の平行現実に自分が存在するわけですから、以前存在した平行現実とは違う体験をするだろうことには納得がいきます。
しかも移行先が平行現実なので自分の波動が変わり全く別の現実に移行したのに関わらずまわりに見える現実にあまり違いがない。
同じに見える現実なのに現実が自分に及ぼす効果が違うとすれば、その瞬間の現実において、違う未来と違う過去が存在するからだろうと考えられる。
あるいは、移行した平行現実は今までいた現実とは全く違うので、好きなように未来も過去も変えることができるのかも知れない。
過去が変わったので一見同じに見える現実であっても与える影響が違ってくるのではないだろうか。
以上バシャール的に考えてみましたが、今度はこのことを常識的に考えてみます。
過去も未来も存在しない。
過去も未来も存在しないからこそ、過去や未来には行くことができない。
過去も未来も存在しないのであれば、自分の好きなように過去も未来も作り変えても特に問題はないことになる。
いまここの自分の現状から好きなように自分の過去や未来を創ることができる。
それが可能なのも過去や未来はもはや存在しないから。
ただ、今という瞬間の現実は変えることができない。
もうすでにそうであるものであり結果でありある意味過去だからだ。
今というのは過去と呼ばれるものの現在に存在する部分と言える。
厳密に言う今という瞬間は認識不可能だ。
時間差があるから認識も可能だからだ。
今という瞬間だけを取り出せば、そこに時間は存在しないはずだ。
そこに時間が存在してしまえば、その今という瞬間は過去になってしまう。
今という瞬間そのものは認識することはできない。
今という瞬間寸前の過去を認識してそれを今だと捉えることしかできない。
人間は、ほんの少しずれた過去を現在だと認識して生きているはずだ。
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