競争原理の働くところに財産を保管しても、安心はできませんし、安全でもありません。今日は自分のものであっても、明日はほかの人のものになるかもしれません。
以上を、ウォレス D・ワトルズ (著), 本田健 解説 (著), 宇治田郁江 (翻訳)『富を手にする「ただひとつ」の法則 (Forest2545新書)』51ページより引用させていただきました。(単行本を参考にしているので新書版とはページが違います)
ネット上のつながりのなかに、傍から見ていると成功しているのに自らうつ病であるとSNSに綴っている人がいました。
私はこの人の心のうちが理解できませんでした。
成功しているのになぜうつ病になるのだろう?
私の認識では人生がうまくいかず成功できないからうつ病になると思っていたからです。
しかしその人の別の投稿でその疑問が晴れました。
その人は外面的には成功していましたが内面的には不幸だったのです。
いつ自分が他人に追い越されるかと不安だった。
なので競争を続けるしかその不安を払しょくする術がなかったのです。
競争に勝って成功したからこそ、今度は競争に負けることが不安になってくる。
競争で得たものは、次は競争で失うかも知れないのです。
まさにこの引用した文章のように。
コメント