人間の五感は自分の見たい現実しか見えないフィルターのようなもの

バシャールのペーパーバック4の92ページには以下の様にあります。

たくさんの人達が、自分の五感を通して現実を見るのだ、と教えられてきました。
五感が、宇宙を見る「窓」のようなものだと教えられてきたのです。
それは、ある意味では正しいのですが、実際は「窓」というより「フィルター」に近い役割を果たしています。
九十九パーセントのものは、中に通しません。
自分で見たくないもの、感じたくないものは通さないのです。
自分の見たい現実しか、見ようとしません。

例えば視覚にしても、視覚でとらえているものがテレビの画面だとして、テレビの画面にはすべての情報が映っていたとしても、実際にテレビを観ている人が視覚でとらえている情報はそのうちの僅かなものです。

人間は見ているようで見ていないし、聞いているようで聞いていない。
味わっているようで味わっていないし、触っているようで触っていない。

以前気がついたことがあります。
十年くらい毎日のように見ていたソファとかカーテンとかクッションとか壁だとかその模様は毎日のように目には入っていますが、その「模様」を正確に紙に書けと言われても書けないでしょう。覚えていないはずです。

何十年も毎日のように目にしてるけど、それをまじまじと見たことがないものというのは一杯あると思います。
カメラとしては映像を捉えているが、その映像を認識していない。

椅子に座っていれば臀部と腰部は椅子に触れているはずだが、大抵の人はそんなこと忘れている。
当たり前すぎて、臀部と腰部の触覚による情報は無視している。ないことになっている。

日常生活において、心臓の鼓動、血管を流れる血液、肺の運動、皮膚を圧迫する気圧などなど刻々と変化するそれらの感触をいちいち事細かに認識している人間もまずいない。

MIL26092

この記事は、以下の本を参考にしています。

バシャール・ペーパーバック4―ワクワクこそが、ひとを深くいやす力がある (VOICE新書)

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