自分の力を取り戻しましょう。自分自身が自分の政府、宗教となることを許してあげましょう。皆さんは社会の中に存在するこれらのどの概念にも自らがなれるのです。説教をする牧師さんも皆さん自身なのです。自分の説教に耳を傾けそれに従うために、皆さん自身が頭の中で創り上げているだけなのです。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学
ということはですよ、バシャールも私たち自身ですよね。
バシャールの言うことに耳を傾けそれに従うために、自分自身で頭の中にバシャールを創り上げている？
自分自身が、もし望むのならバシャールにだってなれる。
でも、力を頼ってバシャールになろうとするなら、それはあまり意味がない。
だって元々自分自身には力があるから……。
そもそも私がバシャールの言うことに耳を傾けようとするのは、自分の考えていたことと、バシャールの言っていることが、合っているからです。言葉を変えれば、自分の考えていたことの再確認であり、やはり正しかったんだという認可の為です。
それが正しいと認めるためには、初めから自分の中にもそれが正しいのだという価値観がなければ、それを正しいと認めようがありません。
人は自分が正しいと思わないものをわざわざ信じようとはしません。
正しいと思うからそれを信じるのであって、その正しさが、それを知る以前に自分の中にあったから正しいと分かるんだと思います。
結局のところ、バシャールに耳を傾けるのも、他の誰かに耳を傾けるのも、自分自身に耳を傾けるのと同じことであって、ただ高い意識の部分（ハイヤーセルフ？）に耳を傾けるのか、それとも、同じ程度の意識、あるいはそれ以下の意識、それらに耳を傾けるのかの違いしかないのでしょう。
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