「世界中の人々がお互いに愛し合う時、強者が弱者を支配したり、多数者が少数者を抑圧したり、金持ちが貧乏人を軽蔑したり、上位者が下位の者を見下したり、ずるい人が純粋な人をだましたりすることはなくなるでしょう」
墨子(紀元前470頃~391頃)中国の思想家
以上、ロンダ・バーン (著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳), 佐野 美代子 (翻訳)『ザ・パワー』P.241より引用させていただきました。
お笑いの世界に、当たり前体操というのがありますが、ここに書いてあることは、足を交互に前に出せば歩けるというほどに当たり前のことですね。
すべての人が愛を持って、思いやりを持って、他人の痛みを自分のことのように感じることが出来たなら、強者が弱者を支配したり、多数者が少数者を抑圧したり、金持ちが貧乏人を軽蔑したり、上位の者が下位の者を見下したり、ずるい人が純粋な人をだましたりというようなことはなくなるでしょうね。
ニュートンがリンゴの木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を発見したのと同じように、墨子と言う人も、人の在り方を見て無条件の愛を発見したんでしょうね。しかも2000年以上も前の話です。
当たり前のことが当たり前のように粛々と行なわれれば、きっと世界は平和になるでしょうね。