「どのような状況も、それ自身が本質的に持っている意味はない」とお話ししました。
この物理的な現実で起きることすべて、そしてあらゆるシンボル、比喩は基本的には中立である、ということです。
意味はみなさんがつけるものです。
その意味づけによって、この物理的な現実にどのような影響を与えるかが決まります。
以上、ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャールゴールド』P.45-46より引用させていただきました。
このことは何度となくバシャールから聞かされていますが、ものごとを、なかなか中立には見ることができないのも事実です。
特に怒りの炎などは、なかなか収まりそうもありません。
しかし、方法がないわけでもありません。
最近私が見つけた方法はこうです。
たとえば、無理な追越をしていくクルマや、こちらがブレーキを踏まざるを得ないのを理解していながら道路に出てくるクルマなど、そのクルマを知性ある人間が運転していると思うから腹が立つのであって、突風とか、道路に小動物が飛び出てきたくらいに考えれば、そう腹も立たないものです。
腹の立つ現象から人間という要素を削除してしまえばいいのです。
そうすれば、すべてはただの自然現象です。
風がクルマを追い越そうが、小動物が無理やり道路を横断しようが、特に腹が立たないのに、同じことを人間がやると腹が立つというのは、まさに意味づけが感情を動かすというのを、如実に証明していると思うのです。
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