あなたが本当の自分になることに関してどんなに怖れを抱いていたとしても、その恐怖心はネガティブなビリーフがあなたが変わらないように、あなたに仕向けているトリックだということを理解する必要があります。
以上を、ダリル・アンカ (著), HAPPY (著), LICA (著), FUMITO (著), YACO (著), & 1 その他『あ、バシャールだ! 地球をあそぶ。地球であそぶ。』64-65ページより引用させていただきました。
このあと、
まるで本当のように見えるけどそれはトリックであり本当のことではないと覚えておく必要があると続きます。
ふつうに考えてなぜ本当の自分になることを怖れるんでしょうね?
バシャールの他の本ではそれを見てしまうと自分の価値が減ってしまうのではないかと怖れるとありました。
ひとつだけの意識を持った存在に目覚める時、自分の中にある無意識、潜在意識の中に出て来るものを隠して見えないようにすることができなくなります。つまり、潜在意識や無意識の中で押し殺しているものを実際に見ても、あなた方の価値観というものは減らないということです。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)』より引用
本当の自分は罪深い存在であると信じているってことでしょうか?
自分の中にある一部分を悪くて罪深いものだと信じて無意識や潜在意識に隠して見えなくしていた。
それらが自分の一部であり本当の自分の一部分であると認めることが怖かった。
そのために様々な嘘を自分について、それらと直面することを避けてきた。
本当の罪深い自分を知ってしまったらお前は罪悪感に苦しむぞと。
だからそのままの自分で居た方が幸せだと。
……ということで、この考えだと辻褄はあいます。
アミ・小さな宇宙人アミでも言っていましたが、完璧なのは神だけであり、神の完璧さを人間が目指すのはエゴなのかも知れません。
エゴは完璧さを目指すので、自分の中にあってはいけない悪い部分を見つけると、それを自分の目から完全に隠してしまう。
そして嘘で塗り固め防護してしまう。
人間として存在するためには闇が必要でありすでに自分の一部は闇によって構成されているのに、エゴは自分は神のように完璧であると信じたい。
なのでエゴは自分に嘘をついて自分の中に闇などないと信じようとしている。
バシャールは別のところでは、「あなたは愛と光によって作られています」と言っている。
しかし一方で、「光と闇の両方がなければ、何者も存在しない。光と闇が一緒になったものが無条件の愛が持つ固有の波動」とも言っている。
さらにこうも言っている。
「あなたが存在しているということは、あなたの中にも光と闇の両方があるということ。あなたは常にその両方とアクセスすることができます。光と闇が一緒になったもの、それこそが無条件の愛が持つ固有の波動だからです。」
「闇を無条件に愛する」ことは、「情熱(ワクワク)に従って生きる」というスキルの中に含まれている。
なにかこのへんにヒントがありそうです。
おそらくこうなのでしょう。
本当の自分とは自分の中に光と闇の両方がある自分。
それが真実である。
だけどエゴは自分の中には光だけしかないと思いたい。
光だけの自分が本当の自分であるとトリックを仕掛ける。
真実は、光と闇の両方がなければ、何者も存在しないし、光と闇が一緒になったものが無条件の愛が持つ固有の波動なのだ。
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