「大切なのはどれだけ与えるかではなく、与える時にどれだけの愛を込めるかです」
マザーテレサ(1910-1997) ノーベル平和賞受賞修道女
以上、ロンダ・バーン (著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳), 佐野 美代子 (翻訳)『ザ・パワー』P.207より引用させていただきました。
この本では、著者が人生で最もお金に困った時の話が載っています。
財政状況がどん底だった時、なんと、彼女はお金を引き出して街の人々に分け与えたそうです。
心の赴くままにあらゆる種類の人にお金をあげたそうです。
そして、ここがポイントなんですが、彼女はその時に生まれて初めてお金に対する愛情が湧いたそうです。
お金を人々にあげるという行為自体に愛を感じたのです。
すると数日後の夕方、銀行口座に、2万5千ドルが振り込まれたそうです。
買ったことを忘れていた株の株価が急に上がったので、それを売って得たお金でした。
「お金を配り、配りながらお金に対して愛情を感じれば、お金はきっと自分に戻ってくるでしょう。」同書P.207
とのこと。
他にもチャリティーに共感して100ドルの小切手を寄付した男性が、小切手を書いて10時間以内に、彼の会社が創業以来最高値の売り上げを記録した話も載っています。
ということで、この見ず知らずの他人にお金を与えて、与えることに愛を感じる行為は、イメージの中で行っても効果があるそうです。