果たして想像して感じて演じるだけで宝くじを当てることは可能なのでしょうか? :『ザ・パワー』をバシャール的に読書する

「創造のプロセス」においてあなたが自分の役割を完全に果たすと、創造が完了するのです!欲しいものが手に入っていない古い世界には、もはやあなたはいません。まだ目に見えなくても自分の欲しいものが全て揃っている新しい世界に引っ越したのです。誰でもその新しい世界に住むことができるのです!

以上、ロンダ・バーン (著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳), 佐野 美代子 (翻訳)『ザ・パワー』P.108より引用させていただきました。

この本のP.106-107には、馬が欲しい女性がいて、もうすでに馬をゲットしたつもりになって、引き寄せの法則を使い、たまたま出かけた馬の博覧会でのくじ引きで一等賞の欲しかった馬を引き当てた話が載っています。

もし、この話が本当であるなら、引き寄せの法則で宝くじを当てることも可能だということになります。

しかし、この話は、引き寄せの法則を使って偶然にも馬をゲットできた幸運な一例であり、同じことをしても引き寄せの法則が働かなかった事例が他にたくさんあったかもしれません。

こういうのは立証が難しいです。引き寄せの法則がうまく行かなかったときは、見て感じて演じるの引き寄せのプロセスが完全には行われなかったからだと言われれば、それで引き寄せの法則が実現しなかった理由になってしまいます。

また、もしそれが実現したとしても、その原因が引き寄せの法則であったと証明するのも困難です。実際は引き寄せの法則のおかげではなくて単なる偶然だったかもしれません。

バシャールのセッションにおいて、かつて、ワクワクしていれば宝くじを当てることができるのか?と質問した人がいて、その時の答えは、限りなくノーに近いものでした。

でも、別のセッションでバシャールは、身長6メートル位で手が何本もある人間になるのが本当の望みであるなら、それは可能であるとも言っているので、だったら、宝くじくらい当てるのは、簡単な気もします。

また、引き寄せの法則を使って、勝利を得ようとした場合で、もし双方とも同じ引き寄せの法則を使った場合、どちらかの引き寄せの法則は必ず敗れることになります。

この考えを応用すれば、当たり数に限りのある宝くじを、当たりくじの数より多くの人が引き寄せの法則を使って、宝くじの当たりを引き寄せた場合も、必ず引き寄せることのできない人が多数出ます。

いくら完璧に引き寄せの法則を実行しようが、当たりとか勝負には、数に限りがあるので、必ず引き寄せることのできない人が発生します。

さらにもし引き寄せの法則で宝くじを当てることができるのなら、人生はあたかも、宝くじを当てるために引き寄せの法則の技術を磨く場ということになり、なんだか本末転倒の話になってしまいます。

宝くじを当てたいと思うのは、そのお金を使って、やりたいことがあるからだと思います。
そのやりたいことをやるのが、人生の目的であって、宝くじを当てること自体は目的にはなり得ません。
多数存在する人生の目的達成手段の、しかも確率のうんと少ない手段のひとつに過ぎません。

でも、ただ言えることは、引き寄せの法則を使えば、使わない時よりは、宝くじが当たる確率は、アップするとは考えられます。

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