この世界は一つの思考で始まりました。大きな事はより大きくなります。それは、何か悪いものが出現すると、それについて人々が何度も考えるからです。すると、そうした人々の思考や感情がその出来事を更に大きくするのです。もしも、私達がそれについて考えるのをやめ、愛に焦点を合わせれば、もはやそれは存在できなくなるでしょう。それは蒸発して消えてしまいます。
以上、ロンダ・バーン (著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳), 佐野 美代子 (翻訳)『ザ・シークレット』P.230-231より引用させていただきました。
ネガティブなものに、それはネガティブであり起こって欲しくはないことであるのに、エネルギーを注いでしまうのは、まさに「怖れ」があるからでしょう。
もしそれをそのまま放置していたら、さらにそれが拡大してしまうのではないだろうかという「怖れ」です。
だけど、この「怖れ」こそがそれを拡大するエネルギーだったようです。
このことはネット社会でもよく見かけますね。
いわゆる炎上ってやつです。
この炎上も文字通り火に油を注ぐだけで、消したいはずなのに、炎はどんどん大きくなっていきます。
無視して放置していれば、そのうちに消えてしまったはずなのに。
炎上も、誰もそれについて考えなくなると、自然に鎮火します。
それについて考えるのをやめ、愛に焦点を合わせれば、それは消えてしまう……
ということは、愛とは無視すること?
いえいえ、違うとは思いますが、この場合愛するとは、どういうことなのか、考えてみると面白いかもしれません。